木象嵌2

 糸鋸木工を発展させ、木象嵌を練習しています。下の写真は練習用の重層図形の木象嵌です。
厚さが5mmで、はがきサイズの2枚の板を用意します。上の板を図形を描き込む地板、下の板を地板に嵌め込む図形となる象嵌板にします。2枚の板を両面テープで借り接着し、角度をつけて重ね切りします。切り抜いた図形をはがし、上の地板に挽き上げ接着します。厚さは5mmなのですがほんの僅かな角度の違いで、きつかったりゆるかったり、うまく嵌らないこともあります。

 カードの重層図形の木象嵌
 地板の樹種はセンです。以下ダイヤはカツラ、スペードはタモ、ハートはケヤキ、スペードはミズキです。
象嵌する木によって色も、木目も、感触も異なり、なかなか楽しい作品になります。

重層象嵌1

 上の写真の拡大です
 コーナー部の仕上りがよくありません。練習するしかありません。

重層象嵌2


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木象嵌

 木象嵌は究極の糸鋸木工芸ともいわれています。木象嵌とは糸鋸でくりぬいた木片を嵌め込んで絵や図柄を表現する技法です。奈良正倉院の収蔵品には木ばかりでなく、貝や宝石で象嵌された楽器や調度品などもあります。
 今まで糸鋸で組み木やパズルなどを作ってきましたが、木象嵌にも挑戦したくなり、試しに作ってみました。2枚の板を重ね合わせ、糸鋸で傾斜引きし、上の板を下の板に又は下の板を上の板に嵌め込んで作ります。
 象嵌が上手くいくか否かは、板厚・糸鋸刃厚・傾斜挽き角度が影響します。しかし必ずしも計算通りにはいかないようです。

①板厚12.0mm、糸鋸刃厚0.42mm、傾斜挽き角度2.0°で試行
 計算上はピッタリ嵌るはずです。しかし嵌め込みはきつく、あて木をしてハンマーで叩き込みました。最後にサンドペーパーで仕上げました。

木象嵌1

裏面も面一に収まっていました。

木象嵌2

➁板厚9.0mm、糸鋸刃厚0.42mm、傾斜挽角度2.5°で試行
 計算上はピッタリ嵌らないはずですが一か所嵌りました。他の3か所は0.5mm程度出っぱり、嵌め込ませんでした。

木象嵌3

裏から見ても一か所だけはきれいに嵌っています。

木象嵌4






糸鋸刃研磨JIG

 糸鋸で透かし挽き(材料にドリル穴を明け、そこに糸鋸刃をとおして作業する)する場合ドリル穴が小さい程この穴は目立たず、仕上りに影響しません。ほとんどの市販の糸鋸刃は1.数mm以上の幅があるので、どおしても1.5mm程度の穴を明けなくてはなりません。1.0mmの穴であれば余り目立たず、仕上げへの影響もさほどではありません。そこで糸鋸刃を1.0mm以下に研磨するためのJIGを作りました。

 全体写真
蝶ボルトの部分で刃を挟み垂直に固定します。右側の木のブロックには0.5mm程の深さの糸鋸で付けた切込みがあり、この部分に刃をハメ、出た刃の部分をヤスリで削ります。

糸鋸研磨1

 木のブロック部拡大
鋸刃が少しでっぱています。この出っ張り部分を研磨します。

糸鋸研磨2

 1.0mm穴と1.5mm穴の挽き終わり後の比較

糸鋸研磨3

 拡大しました
拡大するとその差が良く分かります

糸鋸研磨4



初仕事

 2017年の初仕事は、靴べらと靴べらスタンドです。昨年末の靴べら作りの失敗は繰り返さないよう慎重に作りました。靴べらはナラの木、スタンドは安定性をよくするためタモの集成材でできています。スタンドは材を2枚重ね、上の材に糸鋸で靴べらを差し込める溝を作りました。仕上げは蜜蝋です。
 今年もアラカルト木工でどのような作品ができるか自分でも楽しみです。


靴べらと靴べらスタンド1


靴べらと靴べらスタンド2


明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます  今年も宜しくお願い致します
 今年も色々な作品を製作しますのでご覧ください。様々な手法でのアラカルト木工です。自分でもどのような作品ができるのか楽しみにしています。 

 今年の干支です 土で作ったトリを参考にデザインしました

2017干支
プロフィール

lobacraft

Author:lobacraft
 定年退職を機に、1坪工房(イナバの物置)を庭の片隅に作り、木工にいそしんでいます。
主に、木工旋盤と糸鋸による小さめの作品を作っています。

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